『アウトラン』は、セガを代表するドライブゲームのひとつです。
赤いスポーツカーを運転し、美しいヨーロッパ風の風景の中を走りながら、制限時間内にゴールを目指します。
一般的なレースゲームとは少し違い、順位を競うことよりも「車を走らせる楽しさ」を前面に出しているのが特徴です。
さらに、コース途中の分岐で進む方向を選べるため、毎回同じ道を走る必要がありません。
アーケード版は1986年に登場し、メガドライブ版は1991年8月9日にセガから発売されました。セガ公式では、メガドライブ版について「分岐していく15のコース」「5つのゴール」「4種類のBGM」が紹介されています。
この記事では、メガドライブ版『アウトラン』について、ゲーム内容や操作方法、コースの分岐、BGM、アーケード版との違いなどを詳しく紹介します。
アウトランとは?
『アウトラン』は、1986年にセガがアーケード向けに発売したドライブゲームです。
赤いスポーツカーと金髪の女性を乗せ、ヨーロッパを思わせる風景の中を走り抜けるという、当時としても印象的な作品でした。
セガ公式では『アウトラン』を、アーケードゲーム史における代表的なドライブゲームとして紹介しています。
特に特徴的なのが、単純にライバル車との順位を競うのではなく、美しい景色とBGMを楽しみながらドライブするような感覚で遊べることです。
その後、さまざまな家庭用ゲーム機へ移植され、メガドライブ版もそのひとつとして登場しました。
メガドライブ版『アウトラン』の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | アウトラン |
| メーカー | セガ |
| 対応機種 | メガドライブ |
| 発売日 | 1991年8月9日 |
| ジャンル | レース |
メガドライブ版は1991年8月9日に発売されました。セガ公式のソフトウェア一覧でも、同日発売の「レース」ゲームとして確認できます。
メガドライブ版アウトランのゲーム内容
『アウトラン』では、赤いスポーツカーを操作してコースを走ります。
目的は、制限時間内にコースを走り切ってゴールへ到達することです。
道路上には一般車が走っているため、それらを避けながら速度を維持して進んでいきます。
メガドライブ版では、家庭用コントローラーを使って車を操作します。
アクセルやブレーキ、ギアを使いながら、カーブでは速度を調整して走ることが重要です。
操作そのものは複雑ではありません。
しかし、速度を出しすぎればカーブでコースを外れやすくなり、一般車との衝突も起こります。
シンプルな操作ながら、思い通りに走るには少し慣れが必要です。
レースゲームなのに順位を競わない
『アウトラン』を一般的なレースゲームと同じように考えると、少し違和感があるかもしれません。
ほかの車と競争して1位を取ることが中心ではないからです。
『アウトラン』で重要なのは、制限時間内にコースを走り、ゴールへ到達することです。
そのため、ライバル車との順位争いよりも、
「どのラインを走るか」
「いつ減速するか」
「次の分岐でどちらへ進むか」
といった判断が重要になります。
セガ公式も、『アウトラン』について「レースというよりドライブ感覚」で遊べることを特徴として挙げています。
最大の特徴はコースの分岐
『アウトラン』を語るうえで欠かせないのが、コースの分岐です。
走行中、道路が左右に分かれる場所があり、そこでどちらへ進むかをプレイヤーが選択します。
選んだ方向によって、その後に走るコースが変わります。
セガ公式では、全15コース、16通りのルート、5つのゴールが用意されています。
ここは少し分かりにくいところですが、「15コース」と「16通りのルート」は同じ意味ではありません。
複数のコースが分岐してつながっているため、組み合わせによって16通りのルートを選べる構成になっています。
そして最終的には5種類のゴールへたどり着きます。
つまり、
どの分岐を選ぶかによって、走るコースもゴールも変わる
というわけです。
分岐によって景色も変わる
『アウトラン』では、コースによって風景も大きく変化します。
砂漠、街並み、風車のある道路など、さまざまな景色を走ることができます。
そのため、分岐は単に「簡単な道を選ぶ」というシステムではありません。
「今回はこっちへ行ってみよう」
「まだ見ていないゴールを目指そう」
と、違うルートを試す楽しさがあります。
BGMを選んで走れるのも魅力
『アウトラン』の魅力として、BGMも外せません。
アーケード版では、ゲーム中に流れるBGMを3曲から選択できました。
- Passing Breeze
- Magical Sound Shower
- Splash Wave
セガ公式でも、この3曲がアーケード版のBGMとして紹介されています。
ゲームを始める前に好きな曲を選び、その音楽を聴きながら車を走らせる。
この仕組みが、『アウトラン』のドライブ感覚をさらに強めています。
メガドライブ版には「STEP ON BEAT」を追加
メガドライブ版には、アーケード版の3曲に加えて、**「STEP ON BEAT」**が収録されています。
そのため、メガドライブ版では4種類のBGMから選択できます。
セガ公式も、メガドライブ版について「新曲を加えた4種から選択可能」と説明しています。
また、セガの『SEGA AGES OutRun -Music Collection-』関連資料でも、「STEP ON BEAT」が1991年のメガドライブ版『アウトラン』からの追加曲として扱われています。
これはメガドライブ版を語るうえで、ぜひ押さえておきたいポイントです。
アーケード版から入った人にとっては3曲が『アウトラン』の代表曲ですが、メガドライブ版から遊んだ人にとっては「STEP ON BEAT」も印象に残る1曲になっています。
アーケード版とメガドライブ版の違い
メガドライブ版はアーケード版『アウトラン』を家庭用ゲーム機で楽しめるようにした移植版です。
ただし、アーケード版とメガドライブ版では、遊び方そのものに違いがあります。
アーケード版
アーケード版は、ハンドルを備えた専用筐体で遊ぶ体感型のゲームでした。
ハンドルを左右に動かしながら車を操作し、大型画面を見ながら道路を走ります。
セガ公式でも、アーケード版の特徴として「体ごと満喫」できるドライブゲームであることが紹介されています。
メガドライブ版
メガドライブ版では、家庭用コントローラーを使って車を操作します。
そのため、アーケード版のような大型筐体を使った体感的な操作ではありません。
一方で、自宅のテレビで『アウトラン』のゲームシステムやBGM、分岐ルートを楽しめるのがメガドライブ版の魅力です。
つまり、アーケード版とメガドライブ版は、
同じ『アウトラン』でも、遊ぶ環境と操作感が違う
と考えると分かりやすいでしょう。
メガドライブ版ならではの魅力
メガドライブ版には、家庭用移植ならではの魅力があります。
そのひとつが、先ほど紹介した「STEP ON BEAT」です。
アーケード版の3曲に新曲を加えた4曲からBGMを選べるため、メガドライブ版独自の音楽的な楽しみがあります。
また、アーケード版では専用筐体の前に座ってプレイしますが、メガドライブ版なら自宅で気軽に何度でも遊べます。
当時アーケードで遊んでいた人にとっては家庭で遊べること自体が大きな魅力であり、メガドライブから『アウトラン』を知った人にとっては、このバージョンが作品の原体験になっているケースもあります。
メガドライブ版アウトランの攻略ポイント
『アウトラン』は操作自体はシンプルですが、ゴールまでたどり着くには少し慣れが必要です。
特に重要なのが、速度とカーブ、そして時間の管理です。
無理に最高速度を維持しない
最初から速さだけを意識すると、カーブでコースを外れやすくなります。
まずはコースの形を覚え、カーブに入る前に速度を調整することが大切です。
直線ではしっかり速度を出し、カーブでは無理をしない。
この基本を意識するだけでも走りは安定します。
一般車を早めに見つける
道路上には一般車が走っています。
前方に車を見つけたら、直前になって急に進路を変更するのではなく、早めに避ける方向を決めておきましょう。
特に高速で走っていると、判断が遅れたときに衝突しやすくなります。
分岐は少しずつ覚える
16通りのルートがあるからといって、最初からすべて覚える必要はありません。
まずはひとつのルートを最後まで走ってみる。
次に別の分岐を選んでみる。
この繰り返しで、自然とコースを覚えられます。
『アウトラン』は、すべてのルートを暗記することだけが目的のゲームではありません。
「今日はこっちへ行ってみよう」と、その場で進む道を選ぶこと自体が楽しさにつながっています。
『アウトラン』が今でも印象に残る理由
『アウトラン』が長く語られている理由は、単純にレースゲームとして速さを競う作品だったからではありません。
赤いスポーツカー。
金髪の女性。
青空や海、砂漠、街並み。
そして印象的なBGM。
これらを組み合わせて、「車で気持ちよく走る」という体験そのものをゲームにしています。
セガ公式でも、美しい風景の中を走り、レースというよりドライブ感覚で楽しめる作品として紹介されています。
現代のレースゲームと比べれば、車の設定やカスタマイズなどは非常にシンプルです。
しかし、操作してすぐ走り出せる分かりやすさがあります。
だからこそ、ゲームのルールを細かく理解していなくても、「車を走らせる楽しさ」を直感的に味わえます。
メガドライブ版アウトランはこんな人におすすめ
メガドライブ版『アウトラン』は、次のような人に向いています。
レトロなドライブゲームが好きな人
現在のレースゲームのような複雑な車両設定やリアルな挙動を楽しむゲームではありません。
シンプルな操作で車を走らせ、景色と音楽を楽しむ作品です。
セガのアーケードゲームが好きな人
1980年代のセガ作品が好きなら、当時を代表するドライブゲームとして触れておきたいタイトルです。
『スペースハリアー』や『アフターバーナーII』など、セガの体感ゲームが好きな人にも相性のいい作品です。
分岐のあるゲームが好きな人
毎回同じコースを走るのではなく、自分で進む方向を選べます。
別の道を試すことで、違う景色やゴールを目指せるのが魅力です。
ゲーム音楽が好きな人
「Passing Breeze」「Magical Sound Shower」「Splash Wave」に加えて、メガドライブ版では「STEP ON BEAT」が収録されています。
BGMを選んでから走り始めるというスタイルも、『アウトラン』ならではの楽しみです。
メガドライブ版アウトランは現在でも遊べる?
メガドライブ版『アウトラン』そのものを楽しみたい場合は、オリジナルのメガドライブ版を探す方法があります。
また、セガは『メガドライブミニ2』に『アウトラン』を収録しています。
セガ公式では、メガドライブ版として「4種のBGM」「15のコース」「5つのゴール」が紹介されています。
一方、別の移植版としてNintendo Switch向けの『SEGA AGES アウトラン』もあります。
こちらはメガドライブ版そのものではなく、アーケード版をベースにさまざまな追加要素を加えた移植版です。
60fps描画やワイド画面、追加マシンによるチューンナップなどが搭載されています。さらに、メガドライブ版の「STEP ON BEAT」をアレンジした楽曲も収録されています。
そのため、
メガドライブ版を遊びたいのか、アーケード版をベースにした現代向け移植版を遊びたいのか
で選択肢が変わります。
まとめ:メガドライブ版アウトランは「走る楽しさ」を味わえる作品
メガドライブ版『アウトラン』は、1991年8月9日にセガから発売されたドライブゲームです。
赤いスポーツカーを操作して制限時間内にコースを走り、途中の分岐で好きなルートを選びながらゴールを目指します。
特徴をまとめると、
- 1986年のアーケード版を家庭用に移植した作品
- メガドライブ版は1991年8月9日に発売
- 15コース、16通りのルート、5つのゴールを楽しめる
- アーケード版は3曲、メガドライブ版は新曲を加えた4曲からBGMを選択できる
- メガドライブ版には「STEP ON BEAT」を収録
- アーケード版は専用筐体、メガドライブ版は家庭用コントローラーで操作
- レースというよりドライブ感覚を楽しめる
という作品です。
最新のレースゲームと比べると、できることは決して多くありません。
しかし、だからこそ「車を走らせる」「好きな音楽を聴く」「次は別の道へ進む」という楽しさが分かりやすい。
それが『アウトラン』の魅力です。
アーケード版の体感的な操作とは違い、メガドライブ版では家庭で気軽に『アウトラン』の世界を楽しめます。
特に、メガドライブ版独自の「STEP ON BEAT」を聴きながら、好きなルートを選んで走る。
そんな遊び方ができることが、この移植版ならではの魅力といえるでしょう。
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